探偵業界の実情 | ガル探偵学校名古屋校

一般の方には知られることがない探偵業界の内情。
ここでは、探偵業の現状や営業手法の真実をお伝えします。

歪な組織図の探偵業界

他の業種ではピラミッド型のの業界組織図が構成されていることが大半ですが、探偵業界では一部の大手探偵社に調査依頼が偏り、大多数の探偵社が所謂「下請け」とされる個人事業主で構成されています。

警視庁から発表されている令和6年度における探偵業者の届け出数は7,098件（内個人5,142、法人1,956）となっていますが、元請け探偵社として機能しているのはごく少数であり、大半が元請けからの調査を受注する下請け探偵社であるというのが探偵業界の現状です。
統計情報元：警視庁（令和６年中における探偵業の概況 ）

需要数と比べ、届出探偵者数が多いのは探偵業法において「届出をされた探偵業務を行ってはいけないと規定されている為、例え依頼人が探偵業者であったとしても探偵業務を行う営業行為はできないことから、個人単位で届出をされているというのが理由です。

ガルグループでは同業他社への斡旋受注ともに禁止

ガルエージェンシーでは他探偵社を下請けとして利用することも、他探偵社の調査を引き受けることも禁止となっております。

禁止の理由は、元請けや下請け行為を行ってしまうと、相手方の探偵社は「弊社はガルエージェシーの調査を行っている。」「ガルエージェンシーを下請けに使っている」と該当探偵社の営業に悪用されることが明らかであるからです。

いかに大手を装うかが主体の営業

探偵業界で真の大手と呼べる探偵社は片手で数えられるほどしかありません。
その他は、中小や零細規模の探偵社であるのが実情です。
しかし現状は大手っぽい探偵社の広告やホームページで溢れかえっています。
その他多くの探偵社がとっている広告や営業の主流が「大手探偵社を装う」ことであるからです。

実態の伴わない全国組織探偵社や、格安のレンタルオフィスを各所に契約をして全国に拠点があるかのように装っている探偵社は少なくありません。
否、レンタルオフィスであったとしても、ゆっくる相談ができる場所を確保している探偵社はまだましな方で、相談ルームもなく、喫茶店やホテルのラウンジ、カラオケボックスを面談場所に指定する怪しい探偵社も実際にあります。

依頼人と会える機会のない下請け探偵社

何も下請け業者が大多数である探偵業界そのものが正しくないといっているわけではありません。
下請け業者であったとしても調査能力が高い方や人間性に優れた方もたくさんおられると思います。

しかしながら、探偵学校へ入校される皆様のような、「誰かのお役に立ちたい。」「困っている人を助けてあげたい。」という気持ちに対する反応や実感は、依頼人と触接会うからこそ確かめられるものです。

中小探偵社の立場では、売り上げも少なく依頼にと会う機会が乏しいとわかっているからこそ、大手を装ってでも触接の調査依頼が欲しいと願う気持ちは理解できなくはありません。

探偵学校として願う正統派探偵社としての道

探偵学校の入総志望動機の中には「探偵ビジネスに参入したい」「将来的に探偵業の独立開業をしたい」という方は少なくありません。
実際に独立開業をされている方も多くおられます。

そういった中、探偵学校として願うのは、ガルグループに加入して欲しいということではなく、「正統派探偵社として成功して欲しい」「依頼者さんに親身になって寄り添える探偵になって欲しい」ということです。

全国組織でなくとも、地域に根ざして実食な営業をする探偵社で良いのです。
地域べ－スでしっかりとした営業を行い、誠実な調査を続けていれば、同じように地域で活動している弁護士先生も認めれくれるでしょうし、満足された依頼者さんからの紹介も必ずあります。

大切なのはそれを継続していくことです。
ガル探偵学校名古屋校は、これまでもこれからも、地域に根付いた正統派の探偵社が全国各地にあるのが真っ当な探偵業界であると信じて疑いません。